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宇多丸師匠への私信01:品川さんを責めないで。

宇多丸師匠こんばんは。

Youtubeで「宇多丸が映画『サンブンノイチ』を語る」というのを拝聴しました。これがいつの放送なのかは知りませんが、アップされたのは2014年4月らしいです。映画監督としての品川ヒロシ、松本人志、ナベアツがダサい連中だ、という根幹に関して、私は宇多丸師匠に共感しております。その上で、思うところを申し述べます。

◆◆

品川氏(あるいは松本人志あるいはナベアツ)は要するに「上から目線でああだこうだ批評する通ぶった素人がウザい」わけです。それを、思うのはいいけど口に出すのはダサい、というのは大いに同感なんですが、とにかく品川氏のその感覚自体に矛盾はありません。

「批評家気取りのマニアうざい。素朴な客はオレを支持してる」、と。それは、ほとんどの飲食店主が食べログに対して抱く敵意、ほとんどの芸能人・ミュージシャン・作家・映画監督が2ちゃんねるに対して抱くうんざり感と同質のものでしょう。

「進撃の巨人監督・樋口真嗣が前田有一の映画酷評にブチギレ」という話題がつい先日ありましたが、あれなんかもまさに「批評家気取りのマニアうざい。素朴な客はオレを支持するはず」発言の典型です。品川ヒロシ、松本人志、ナベアツがダサい連中だとするならば、樋口真嗣もダサいと言わねばなりません。で、師匠は、「素朴な観客、なんてものはフィクションである」「今の客は目が肥えている」とおっしゃるのですが、果たしてそれは本心でしょうか。

◆◆

師匠は、龍三と七人の子分たちの回で「大衆」を「日頃芸人タレントとしてのたけしさんにテレビとかで親しんでいて、尚且つ、別に映画マニアとかじゃないからハードコアないわゆるたけし映画には耐性がない層」と定義し、「要は、いちばーん多い層」である、と述べておられます。いちばーん多い層は素朴な観客であり、今回北野武監督はその素朴な観客に正面から向き合い、素朴な観客をこそ喜ばせようとしているのだ、と。肯定的に。だったら、その文脈では、品川監督を肯定的に評価したっていいんじゃないでしょうか。品川監督は素朴な観客に正面から向き合い、喜ばせようとしているのだろう、というふうに。

また、アジョシの回ではこんなことをおっしゃってます。「従来、韓国映画の容赦ないバイオレンス描写が大好きなのは一部の好き者達(あるいは「猛者たち」あるいは「僕ら」)であって、一般の人に受けるのはやっぱりラブコメか悲恋ものであった」と。要は、映画の客には2種類いる、と言ってる訳です。大多数の一般人と、一部の尖ったマニアと。

品川氏がそう言ってるんじゃないですよ。師匠自身がそうおっしゃっています。そして品川氏は「一部の尖ったマニアうぜー」と言ってるわけです。そう思うのはいいにしても口に出すのはダサい、というのは大いに同感なんですが、とにかくその品川氏の感覚自体に矛盾はありません。「いちばーん多い層は別に映画マニアとかじゃないので、ハードコアないわゆるたけし映画には耐性がない」「一般の人はやっぱり容赦ないバイオレンス描写とか苦手で、ラブコメか悲恋ものが好き」と言いながら「素朴な観客なんてものはフィクションである」と主張する師匠の方が矛盾してると思うのですが。

◆◆

「近年バックトゥザフューチャーはマニアによって本格的に論じられることが多いんだけど品川さんご存知ない……?」とか、「クリスチャン・スレーターの話してんのにアレ観てないの?」とか、かなりこう、小馬鹿にした風に、じつにイヤーな感じにおっしゃってますが、品川氏に言わせれば「うるせー。ご存じねーよ、だからなんだよ。オレはマニアなんてクソだって言ってるだろうが」でしょう。

あんたが大好きなタランティーノこそ最強の映画マニアじゃん、というのはよい指摘だと思いますが、「タランティーノ映画が好き」と「上から目線でああだこうだ批評されるのが嫌い」は、なんら矛盾しません。「ライムスターの曲が好き」と「宇多丸の映画評論が嫌い」が少しも矛盾しないのと同じように。

また、僕はタランティーノという人の言動をよくは知らないのですが、彼は気に入った映画を持ち上げるのが趣味で、気に入らない映画にあれこれ言うことはそもそも少ないんじゃないでしょうか(よく知らないので間違ってたら認識を改めますが)。

◆◆

師匠は「品川氏こそが一番バックトゥザフューチャーをバカにしてんじゃないの」とおっしゃいますが、してません。どういう理屈でそうなるんですか。一般人に受ける映画の代表例として、かつ、マニアがバカにしそうな映画の代表例として挙げてるだけです。「近年のマニアはバックトゥザフューチャーをバカにしないんですけど品川さんご存知ない……?」なんてツッコミは、品川さん的には「ご存じねーよ。ああそうなんですかよかったですねえ、だからなんだよ、あ?」でしょう。

仮に私が、いちばん好きな食い物として、かつ、一般人に受ける食事の代表例として、かつ、食通がバカにしそうな食事の代表例として「吉野家の牛丼」を挙げたとして、じつは近年の食通がこぞって吉牛を本格的に論じてたとしたら、私こそが吉牛をバカにしてるということになるんですか。なりませんよ。だって、いちばん好きだって言ってるじゃないですか。この場合私がバカにしてるのは「吉牛を腐す食通気取りのアホども(という想像上の存在)」であり、「吉牛」そのものではありません。

仮に私が、いちばん好きなミュージシャンとして、かつ、一般人に受ける、かつ、音楽通がバカにしそうな音楽の代表例としてカーペンターズを挙げたとして、じつは小西康陽、坂本慎太郎ほか音楽通がこぞってカーペンターズを賛美してるとしたら、私こそがカーペンターズをバカにしてるということになるんですか。なりませんよ。だって、いちばん好きだって言ってるじゃないですか。この場合私は、「小西康陽や坂本慎太郎の見識を見直したぜ、わかってんじゃん」と言うでしょう。

◆◆

「次はお笑いを封印して本格アクションとかやったら『意外と』いいんじゃね? と思わせる程度にはやっぱいいです、そこは」みたいな提言をされてますが、善意でおっしゃってるんでしょうか悪意でおっしゃってるんでしょうか。どっちだとしてもほんっとに、やめてくださいよ。品川氏からしてみたら、次回作でお笑いを封印して本格アクション、なんて、もはや不可能でしょう。だって、そんなことしたら憎っくき宇多丸の軍門に下ったみたいになるじゃないですか。「品川監督は僕の提言を理解できたみたいですね」とか、TBSラジオで言われちゃうじゃないですか。彼は何が何でもそんなことしませんよ。ゼッタイに。何故なら宇多丸にそう言われたから。「なんでオレにそんな反発」と思うかも知れませんが、反発されて当然の人格攻撃を、してますよ。師匠は。品川氏に対して。「アジョシ研究したでしょ、こういうこと言われるとうれしいでしょ」とか。

言うまでもありませんが、番組中で読まないでくださいね。品川さんを怒らせたくないんで。


# by nobiox | 2015-08-27 22:42 | ├映画 |
男脳、女脳、将棋の適性
小飼弾は「プログラマーとしての能力に男女差はない。自信を持ってそう言える(大意)」と述べている。これは「未証明の仮説」だ。仮説だということはつまり、科学的反証が確認されればひっくり返る、ということだ。小飼弾という人は有名なプログラマーであるらしい。プログラミングに関する彼の知識、経験、感性に対する信頼が、この仮説の担保、ということになる。

next49さんは「[メモ] 素朴な疑問:将棋の強さに男女の性差が関係あるの?」という記事で「私は弾さんの意見に賛成。男女で筋肉を使うこと以外は性差による能力差はない(個人はある)と思う」と述べている。全体のトーンを見るとこれも未証明の仮説っぽいが、そりゃないだろう、と、私は思う。小飼氏はプログラミングに限って述べているが、next49氏は「弾さんの意見に賛成」と言いながら、「筋肉を使うこと以外」について述べる。適用範囲がいきなり広すぎるんじゃないだろうか。しかもこの記事を読む限り、next49さんは将棋に関して全くの門外漢(私と同程度)である。「プログラミングの何たるかを知り尽くしたオレに言わせればプログラマーとしての能力に男女差はない」という意見にかぶせて「私は弾さんの意見に賛成。将棋のことはよく知らないけど筋肉無関係だから性差による能力差はない」と言うのは、第一に当該ジャンルについての知識も感性も自信も実績もレベルが違い過ぎ、第二に結論の適用範囲が違い過ぎる。

という話をマクラにして、私見を述べたい。

◆◆

まず大前提その1。男女の存在価値に優劣はない。ないと思う。これは「未証明の仮説」とかではなく、「証明不要の信念(あるいは価値観)」だ。前提であると同時に結論だ。仮説でも事実でもなく、決めごとだ。「人を殺しちゃいけない。犬もできれば殺したくない。蚊はぜんぜんオッケー」などと同じ。証明はできないが、そもそも証明が必要とは思っていない。科学的反証が確認される、なんてことはあり得ない。そう主張する人が現れるとしたら、それは「存在価値」の定義がおかしいのである。議論の余地はない。

大前提その2。「性差による能力差があるかどうか」という問題設定はよくないと思う。サッカーアメリカ代表との体格差について聞かれた宮間あやは、アメリカとなでしこの間にあるのは「差ではなく、違いだと思っている」という名言を残している。性差という言葉は優劣を連想させるので、個人的にはなるべく性差という言葉を使わず、宮間あやに倣い、性別、あるいは「性別による指向の違い」で通したい。

その上で、筋肉を使うこと以外に男女の違いはあるのかないのかと言ったら、あるだろう。

アイルランド人らしいメンタリティとか、ハワイ人らしいメンタリティとか、小学生らしいメンタリティとか、おっさんらしいメンタリティとか、職人らしいメンタリティとか、ギャルらしいメンタリティとかいうものの存在は、いまだ科学的には証明されていないのかも知れないが、だとしても、小学生らしいメンタリティってものの存在は疑いようがない。いや疑ってもいいんだけど、ないと考える根拠はない。同様に、男らしいメンタリティとか女らしいメンタリティというものも、あるかないかと言ったら、あるんじゃないの。例えばの話、筋肉面で違うというのが前提なら、男は「筋肉面では自信あり」、女は「筋肉面では自信なし」ということなわけで、この時点ですでにメンタルは多少違うだろう。「プードルとドーベルマンにメンタリティの違いはあるかどうか」って、そんなもんあるに決まってるでしょ、と思うんだが。

それでも、男らしいメンタリティとか女らしいメンタリティというものの存在は、もちろん未証明の仮説に過ぎない。だが、この仮説を否定すると、性同一性障害はすべて幻想、ということになる。それでいいのか。

「性同一性障害を障害として認知しよう」という運動と、「ジェンダーフリー論」は、ともに「男性優位社会」に対するアンチとして生まれた、という側面があるような気がするが、いくつかの局面では並び立たない。例えば「男児はチャンバラや汽車ごっこを好み、女児はおママゴトを好む」みたいな俗説は、ジェンダーフリー論者に言わせれば社会的刷り込みということになるが、性同一性障害の人の多くが「自分は男なのにどうしておママゴトが好きなんだろう」「自分はキレイなお姉さんに同性として憧れるんだけど変なのかな」みたいなことがきっかけで自分の性的アイデンティティ(のねじれ)に気付くんだそうで(だそうで、というのは、ネットでそんな噂を目にしたことがある、程度の話なんだけど)、だとすると刷り込み説は怪しい。

そもそも、思考を「筋肉を使うこと以外」と見なしていいのか、思考というのもまたフィジカルな過程ではないか、という疑問もあるんだが、それは置いておく。

◆◆

地球上には、発情、妊娠、子育て期以外は雌雄の違いがほとんどないような生き物も多い。ネコとかマグロとか。一方、発情期に限らず雌雄で基本的にライフスタイルが違う、という生き物も多い。ライオンとかサルとかセミとかアリとか。前者は比較的に、雌雄のメンタルは似てるだろう。後者は違いが大きいだろう。ヒトは後者の代表格であり(というか年がら年中発情している唯一の動物であり)、にも関わらずヒトに限っては違いがない、と考えるのはかなり不自然だと思う。

◆◆

自分が漠然と信じている(いや信じてるわけじゃないんだけど、なんとなくそうじゃないかと思ってる)男女の(筋肉と体格と性的指向と容姿以外の)傾向の違いについての仮説を列挙する。すべて「そう言われがちな俗説」であり、特にオリジナリティはない。

1:平均すると女の方が優秀。あるいは、平均すると女の方が知能指数が高い。
これを最初に挙げることで、フェミの皆さんからの攻撃を避けられるのではないかという姑息な計算で、最初に挙げてみました。企業人とか予備校講師とか高校教師とか大学教授とかで、こういう感想を持ってる人は多いんじゃないかと思う。

2:女の方が粒ぞろい。男の方が分布が広い。
極端なバカと極端な天才は男の方が多く、そこそこ優秀なのは女の方が多い、ということ。企業人とか予備校講師とか高校教師とか大学教授とかで、こういう感想を持ってる人は多いんじゃないかと思う。この仮説と、「極端な天才でないとプロ棋士にはなれない」という仮説を組み合わせると、女のプロ棋士が存在しない、という事実を、無理なく説明できる。現にそう唱える将棋ファンはけっこう多い。

3:男の方が限界ぎりぎりまで意地張って頑張る。女は無意識に余力を残す。
この仮説も、女のプロ棋士が存在しない理由として、割とよく語られる。「鼻水もよだれもたれっぱなしでウーウー唸りながら将棋盤に向かう覚悟がある女が居ない限り女性プロ棋士は誕生しない」と、誰かが言ったらしい。らしい、というのは、ネットでそんな噂を目にしたことがある、程度の話なんだけど。

4:女の方が共感能力とコミュニケーション能力が高い。あるいは、女の方が共感能力とコミュニケーション能力を重視する。

5:男の方が空間把握能力が高い。だから将棋に有利。
よくわかんないけど、そういう説を見かけたことがある。

6:女の方が脳梁が太い(左右脳の連結が強い)のでマルチタスクに向いている。
よくわかんないけど、そういう説を見かけたことがある。

7:女の方が現実的なので、そもそもゲームとかスポーツとかには向かない。

8:男の方が好戦的なので、ゲームとかスポーツとか喧嘩とかに向いてる。
これはそうじゃないかと思いますね。一般にオスというのは、メスを獲得するためにオス同士で争うものだ。オスを獲得するためにメス同士が争う生き物なんて、ヒトと、タマシギくらいのものじゃないか。ヒトの場合はメス同士も争うが、やはりオスの方が好戦的なように思う。まあ素人の適当な言い分だけど。

9:男は男っぽく、女は女っぽい。
以上の仮説が仮にすべて「いくらかは正しい」としても、些末なことだ。大西賢示少年は、そんな理由ではるな愛になったわけではないだろう。男女のメンタリティの最大の違い、それは「女はどことなく女っぽい」ことだ。そんなものは社会的な刷り込みである、という主張には、正直、あまり興味が持てない。例えば倭国人が倭国人的なメンタリティを持ち中国人が中国人的なメンタリティを持ちイタリアンがイタリアンなメンタリティを持つのは、90%以上は社会的な刷り込みであろうと思うけれども、それを理解した所で忽然と「メトロポリタンのメンタリティ」に生まれ変われるわけもなく、だとするとこういう場合、社会的な刷り込みだという指摘にはどれほどの意味があるのだろうか。ない(反語表現)。

◆◆

逆に、本質的な性別と無関係に、社会的な条件によって女が将棋について不利な立場に立たされている、という可能性はあるだろうか。もちろん、それもある。

1:女は将棋に向かない、という思い込み。
将棋が強い少女が、女は将棋に向いてねえから将棋なんかやめどけ、囲碁ならいいぞ、とかいう大人の半強制に会ってる可能性は、多いにある。

2:1による、女子将棋人口の少なさ。

3:プロ将棋界のおっさん臭さ。それによる女子将棋人口の少なさ。
棋界の重鎮を、若い女を愛人候補としか思ってないような、愛人の数を男の勲章と思ってるような連中が占めてるとしたら、そりゃ女の前途は暗いだろう。そういう事実があるかないかは知らないが、可能性はある。
# by nobiox | 2015-07-15 03:29 | ├自分用メモ |
Name Mangler の Advansed機能の自分用メモ
Name Mangler の Advansed機能の自分用メモ_c0070938_16355210.png

図Aのように複数フォルダに存在するファイルを、Bのように一気通貫式に連番リネームすることは、だいたいどんなリネーマーでも一発でできる。処理対象からフォルダを除いた上で、ふたつのフォルダをまとめてドロップすればいい。だがCのように「フォルダ単位で」連番にするには、通常、フォルダの数だけリネーム作業を繰り返す必要がある。ふたつぐらいならどってことないが、『ジョジョの奇妙な冒険01』-『同60』とかだともうやってられない。Name Manglerの「Advansed」では、そんなリネームも一発で可能。さらに、Dのように「親フォルダの名前 + ハイフン + 連番」といったインテリジェントな処理もできる。やり方は、

1:リネーム方式を選ぶプルダウンメニューから「Advanced」を選び、
2:「Snipets」プルダウンメニューから「Create New Snipet」を選び、
3:というかムチャクチャわかりにくい!!!!!!!というかわからん!!!!!

まあなんとかみなさん火事場の馬鹿力を発揮してそこを乗り越えてください。私でもできたんですから(いまはできないけど)。そこを乗り越えて、以下のスクリプトをウィンドウに貼って、保存。ここを参考にしました。

もしかすると

1:リネーム方式を選ぶプルダウンメニューから「Advanced」を選び、
2:以下のスクリプトをウィンドウに貼って、
3:「Snipets」プルダウンメニューから「Create New Snipet」を選び、
4:名前をつけて保存。

かも。
[concatenate

<name of parent folder>"-"

[sequence
from "1"
increment by "1"
sleep "0"
maximum index ""
minimum number of digits "3"
identifier <name of parent folder>
]

<.extension>

]
「Snipets」プルダウンメニューから「Manage Snippets...」を選ぶと、保存したスニペットをファインダーで表示します。ちなみにパスは「~/Library/Containers/com.manytricks.NameMangler.MAS3/Data/Library/Application Support/Name Mangler」。

関連記事:Mac OS X におけるリネーマーの比較
# by nobiox | 2015-06-27 11:23 | ├Mac OS X |
世田谷文学館の岡崎京子展。月曜休館。
特別面白くはなかった。想定内というか、基本的に原画並べてるだけ。
だけどいいんです。オレにとっては岡崎京子が特別だから。会期中にもう1度か2度、行くつもり。




岡崎京子は雲がいい。
http://i.imgur.com/wPQUEUF.jpg
これの原画があったけど、おっそろしくローテクで驚いた。
『チワワちゃん』所収「チョコレートマーブルちゃん(1995)」より。

http://i.imgur.com/ogMNC1b.jpg
『ヘテロセクシャル』所収「それいゆ(1993)」より。
こんな雲があるか。怖ろしい境地に達しておられる。

岡崎京子は街灯りがいい。
http://i.imgur.com/WeNuGds.jpg
『リバーズ・エッジ(1994)』より。
岡崎史上いちばん有名な絵かも。こんな灯りがあるか。アタマおかしい。原画見た。

http://i.imgur.com/M4AM4hW.jpg
『うたかたの日々(1994)』より。ゴイスー。

岡崎京子は目と唇と鼻の穴がいい。
http://i.imgur.com/DkTstL4.jpg
『うたかたの日々(1994)』より。本人に似ている。この絵なんかもう奇跡の1枚でしょう。
この本は100見開きぐらいあるんだけど、内容的に面白いかどうかは別として、
うち、およそ100見開きが「奇跡の1枚」です。
極まっている。凄まじいものがある。

岡崎京子は建築物がいい。特に高速道路。
http://i.imgur.com/aPIxBDr.jpg
『ヘルター・スケルター(1996)』より。
『うたかたの日々』で向こう側にイッちゃったのに、また戻ってるのがまた凄い。

http://i.imgur.com/QKPrRqI.jpg
『UNTITLED』所収「恋愛依存症(1995)」より。

http://i.imgur.com/piL4lRR.png
『UNTITLED』所収「ロシアの山(1995)」より。

他にもいいものはたくさんある。風呂場とか。バスルーム。
とりあえずバスルームセレクションは今後加筆予定ということで。
# by nobiox | 2015-02-09 21:28 | ├マンガ |
Mac OS X におけるリネーマーの比較

処理中ファイル名重複問題について


連番の数字をずらしたい、という場面が、たまにある。
例えば「05.html」「06.html」「07.html」というみっつのファイルの名前を
「06.html」「07.html」「08.html」にしたいとか。その逆とか。
「リネーム処理完了後」にはファイル名の重複はないが、「処理中」には重複が発生するわけだ。

その場合、最も素朴なリネームソフトは「06.html、07.html という名前のファイルがすでに存在するため処理を続行できません」というエラーメッセージを返す。あるいは勝手な判断で「06.0.html」「07.0.html」「08.html」などとリネームする。ここではそういうのを「(素朴)」と表記する。賢いリネームソフトは、処理中重複問題など存在しないかのように、黙ってこちらの希望通りの結果をもたらす。ここではそういうのを「(賢い)」と表記する。






Name Mangler(賢い)


正規表現対応。速度、インターフェイスとも文句なく、個人的にはベスト。欠点は高いこと。自分はたまたまApp Store のセールで1000円で買えてラッキー。まあ、1000円でも安いとは言えないが。
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リネーマーの使用目的の九割は、「Find and Replace(検索置換)」と「Sequence(連番)」だ。みなさんもそうじゃないですか。画像の通り、Name Manglerの「Choose operation」ポップアップメニューではそのふたつがトップにあり、おかげでとてもスムースに選択できる。細かいことだが、使い勝手というのはこういうディテールの積み重ねだ。

「Advansed」機能も強力。下図Aのように複数フォルダに存在するファイルを、Bのように一気通貫式に連番リネームすることは、だいたいどんなリネーマーでもできるが、Cのように「フォルダ単位で」連番にするには、通常、フォルダごとにリネーム作業を繰り返す必要がある。Name Manglerの「Advansed」では、そんなリネームも一発で可能。さらに、Dのように「親フォルダの名前 + ハイフン + 連番」といったインテリジェントな処理もできるし、そのクエリを保存することもできる。素晴らしい。「name mangler advansed parent folder」でググれば、中学生程度の英語力で理解可能。興味ある人はこの記事を読んでください。
Mac OS X におけるリネーマーの比較_c0070938_16355210.png
ただ、値段以外にも欠点がある。フォルダをリネームできない。仕方ないのでフォルダのときだけ、Better Rename 9を使っている。

2015.06.27後記:
Name Mangler がフォルダをリネームできない、というのは愚かな誤解でした。半年もの期間ガセ情報を掲載していて申し訳ありませんでした。今日発見したこと:ウィンドウの左上のバーの「List Files and Folder Contents」とある部分をクリックするとご覧のように、プルダウンメニューが出ます。
「Files」「Folders」「Folder Contents」という3行が見えますね。
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「Folder Contents」にチェックしてあると、フォルダの中身まで掘る。「再帰的に処理する」とかいうらしい。「Files」「Folders」はそのまんまの意味。ここのどれをチェックしどれのチェックを外すかで、処理対象を随時指定可能です。素晴らしい。後記終わり。






Better Rename 9(賢い)


「Advnced & Special」カテゴリーで正規表現対応。機能的にはName Manglerと並び、Macリネーマー界2トップの一角を成す。App Store のセールで200円で買えた。ただ、ちょっとびっくりするぐらい遅い。
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NameChanger(素朴)


無料。正規表現対応。拡張子の扱いなど、仕様が独特でわかりづらいが、わかってみると大概のことはできて、Better Rename 9 よりずっと速い。フリーのリネーマーをお探しの方には強力におすすめできます。ただし処理中重複問題に対して素朴だし、フォルダはリネームできない。
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Shupapan(素朴)


無料で、ムチャクチャ多機能。当然正規表現対応。
さらに、作成日/変更日の一括変更、パーミッション(アクセス権)の一括変更など、
一般的なリネーマーが備えていない機能がある模様(試したことはない)。
やたらに出る確認ダイアログがウザくて嫌いだったけど、設定をいじったら緩和された。
上記みっつのソフトがすべて、設定にリアルタイムに追随してリネーム結果のプレビューを表示するのに対して、Shupapanはいちいち「プレビュー」ボタンを押す必要があり、その点がなんとなく「旧い設計」な感じがしてしまう。無料で使わせてもらえるものにケチつけたりして申し訳ないのですが。
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Rename It(素朴)


無料。悪くはないけどフォルダはリネームできない。割とフリーズする。






Rename(賢い)


無料。処理中重複問題に対しては賢いけれども、連番の桁数が指定できないし、
処理対象は常に「ファイルとフォルダ」だしと、いろいろ素朴過ぎる。
# by nobiox | 2015-01-03 16:53 | ├Mac OS X |
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